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映画館で公開せず、直接ビデオ/DVD化した続き物シリーズのひとつ。前作「101匹わんちゃん」や、その他の劇場公開した続き物の作品に比べると、残念ながら見劣りする。
前作の続きで、ロンドンのちいさなアパートを引越しするところから始まる。ケーナインドッグフードの袋で寝ていたパッチは、翌朝引越しのトラックに乗り遅れる。偶然通りかかったケーナイン社のトラックに飛び乗り、ロンドン市街地へと向かう。そこで憧れのテレビスター、サンダーボルトとの共演オーディジョンに参加する。パッチは毎週テレビで放送されるような難問解決をサンダーが本当にやっていると信じこんでいるが、実はサンダーは建前だけの単なる役者であった。
一方、クルエラは仮釈放の身の上で、毛皮店に入れてもらえない不満を、芸術家ラーズの作品で解消しようとしていた。ラーズは斑点をテーマにした絵を得意としていたからだ。絵だけでは満足できないクルエラ、結局ジャスパーとホーレスとともに、98匹の子犬を盗み出し、ラーズに毛皮を使った芸術作品を作るように命じる。
子犬が誘拐された事実は、前作のように犬の遠吠え伝達作戦で、偶然パッチとサンダーの耳に入る。果たして子犬と建前だけのヒーローは、98匹をどうやって救い出すのか?
ストーリーは、ここで紹介したあらすじ以外にも、さまざまな要素が入り組んでいて、最終的に上手にまとまって終わる。続き物で前作を引きずりつつも、なかなか良い展開である。気になったのは、子犬の合計は99匹で、父母をいれて101匹という設定のはずが、101匹を強調しすぎて、数の矛盾がちらほら聞こえた点である。
歌は、前作のヒット「クルエラのテーマ」や「ダルメシアン・プランテーション」を部分的に取り入れ、うれしい演出だ。新しい歌のなかには、心に残るものはなかったが、「わんわん物語2」のように無理やり歌わせていないので良い。
アニメーションは、残念ながら、上等とは言いがたい。たとえ、日本人のアニメーターがたくさん参加していたとしても、これに追加点はあげられないだろう。たとえば、自動車がコンピュータ・グラフィックのため、滑らかに動きすぎる。前作のようなガタガタいう昔のロンドンの石畳の良い雰囲気がなくなってしまった。子犬が大勢描かれているところはただの静止画で、前作のような尻尾を振ってテレビを見ていたようなかわいさが見られなかった。
直接DVD化した続き物なので、大きな期待は禁物だが、単品の作品としてはまずまず楽しめる出来に仕上がっている。犬好きなら「わんわん物語2」より「101匹わんちゃん2」をお勧めする。
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