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「わんわん物語2」は、前作「わんわん物語」に近い丁寧なアニメーションが好感が持てる。前作で犬の愛らしさが重要だった点を踏まえてのことだろう。残念ながら、印象的なのはアニメーションだけで、話自体が並。ストーリーに関しては、前作のポイントを捉えきれなかったと見え、単なる犬の世界の描写と前作の複製になっている。
トランプの息子スキャンプは、飼い犬として守らなければならない規則に嫌気が差していた。ある日いたずらが過ぎて、外につながれてしまう。野犬になって自由奔放に暮らすことを夢みて、家から逃げ出し、外の世界で野良犬のエンジェルや、トランプのライバル、バスター達に会う。ごみ置き場の野犬のグループに入れてもらうために、いくつかの入団試験を課される。一方でトニーのイタリアンレストランでエンジェルとスパゲティを食べたりして仲良くなる。エンジェルと話すうちに、愛してくれる飼い主と家族がいることは、素晴らしいことだと教えられる。自由な野良犬と窮屈な飼い犬生活との間でゆれるスキャンプだったが、彼に保健所の野犬収集係の手が忍び寄る。
「わんわん物語2」の評価を落としているもうひとつの点は、無理やりせりふを歌にして歌わせているところである。曲も印象が薄く歌いにくい曲調で、歌詞とうまくかみ合っていない。それを歌わせなくてもいいところに何とか押し込んでいる感が否めない。エンジェルの声優にアリッサ・ミラノ/山田まりやを起用して話題性を高めているが、空回りしている。日本語版の特典で山下達郎の「ベラ・ノッテ」ミュージック・クリップがある点は、ファンの方にはうれしいが、この曲自体は前作「わんわん物語」がオリジナルである。
犬好きか、声優好きか、山下達郎好きならあえて購入しても良いが、映画は並の出来栄えであり、一度レンタルしてから決めても遅くないかもしれない。
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